2009年5月31日日曜日

続朝鮮半島をめぐる所感

前回に続いて、朝鮮半島情勢を読み解いてみる。特に中国の視点からだ。

最初の「環球時報」の記事は、中国の公式見解である。「板門店代表部の発表」と「中央政府見解」の「使い分け」という、北朝鮮の長期観察者ならではの行間の分析は読み応えがある。
次の「中国網」は、金正日の盧武鉉の死に対する弔電の詳報だ。「弔問団派遣の打診」まで読み解くのは日本で至難の業だが、中国や韓国への強力なメッセージである。
最後の「苹果动新闻」は香港のネットメディアだ。本日朝のNHKニュースでも繰り返して報道していた趙紫陽の新刊の紹介である。革命から60年、天安門事件から20年の中国の底流で、体制変革へのうねりが起きていることの現われと見るべきか。
北朝鮮の「ウリ式」を読み解くのは、日本で受けた教育だけでは不可能に近い。共通のルールがほとんどないからだ。知友からの重ねての疑問に「儒教的独裁体制」と「宗族」という仮説を掲げて論じてみた。このように考えてみると、北朝鮮や、中国の地方幹部の行動様式が少しは見えてくる。日本には入ってこなかった、国家宗教としての儒教のすごさは、毛沢東の主導したプロレタリア文化大革命でも破壊できなかった。いや、むしろ中国人の遺伝子の内部のメカニズムとして、より強化された感さえある。「小中華」である北朝鮮や韓国もこの視点から再度、読み解く必要がある。


専門家、北朝鮮と韓国に地域紛争発生の可能性があると予測

2009年05月27日16:55 环球时报
http://world.huanqiu.com/roll/2009-05/473024.html

 朝鮮中央通信社の報道によると、北朝鮮軍は27日の声明で、北朝鮮はもはや軍事 休戦協定に拘束されず、米韓船舶と一般船舶の西海岸航行の安全保障ができないと発表した。「環球時報」の中国の専門家に対するインタビューで、北朝鮮は心 理的な威嚇にとどまらず、本当に大規模な衝突を起こす可能性が増大しており、北朝鮮は局部的な衝突を暴発させる恐れがあると述べた。
 報道によると、北朝鮮人民軍板門店代表部の報道官は、27日の声明で「全世界に 向かって、我々革命勢力は叛徒・李明博勢力が大量破壊兵器不拡散会議に参加したことは、我々に対する宣戦布告とみなす」と発表し、北朝鮮は1953年の休 戦協定に拘束されず、朝鮮半島は「戦争状態にもどる」と述べた。声明はまた、外国船籍の測量船であれ、北朝鮮は軍事的打撃とみなし、北朝鮮は「軍事境界線 付近の五島の法律的地位と周辺海域における航行の安全は保障できずない」と発表した。
 国際関係学院教授で国家戦略研究センター副主任の張敏謙は、北朝鮮は1953年 の休戦協定締結後、主に心理的な抑止力を形成してきたと述べた。さらに張敏謙は、北朝鮮は韓国のPSI加入に激烈に反応し休戦協定に拘束されないと宣言し たが、北朝鮮にとって明白なのは、韓米同盟の軍事力量が段違いであり、北朝鮮が本当に武力行使を行なう可能性は大きくなく、ただ韓国に対して強烈な心理的 な威圧を加えていると述べた。
 中国人民大学国際関係系の時殷弘教授は、朝鮮人民軍板門店代表部が休戦協定に拘 束されないと発表したが、北朝鮮政府は休戦協定からの撤退を発表していないと述べた。時殷弘は、朝鮮人民軍板門店代表部の1953年の休戦協定からの撤退 を発表したことが必ずしも軍事的な衝突に即時つながるわけではないが、朝韓の間での局地的な小規模の衝突を引き起こす可能性があることを認めた。
 時殷弘は、もし北朝鮮政府が今後休戦協定からの撤退を表明したとしても、それは 韓国に対する威嚇と、他の休戦協定調印国に対しての挑発であると述べた。核実験の実施により、北朝鮮と国際社会の対立はいっそう深刻化し、朝鮮人民軍板門 店代表部の休戦協定からの撤退発表は、アメリカによる国連安全保障理事会における制裁措置提出を容易にした。


金正日、盧武鉉の遺族に「深い哀悼」を弔電で表明

2009年05月29日 12:33
来源:中国新闻网
http://www.dahe.cn/photo/dsgfdstftre/t20090529_1566013.htm

5月25日、新華社は、韓国連合通信による朝鮮中央通信社報道を引用して、 25日に北朝鮮の金正日国防委員長が、前韓国大統領の盧武鉉の死で、遺族に対し、弔電で哀悼の意を表明したことを報道した。
報道によれば、金正日は弔電で「私たちは盧武鉉前大統領の不幸なご逝去の報に接し、権良淑夫人とご遺族のみなさまに深甚なる哀悼の意を表わします」と述べた。
北朝鮮は盧武鉉前大統領逝去の二日後の24日にすみやかに関連する消息を報道し、その後、金正日委員長は弔電を送った。これは2007年にふたりが南北首脳会談を行い『10・4南北首脳宣言』を発表したことを考慮したものである。
北朝鮮は、以前にも鄭周永・現代グループ前名誉会長や、鄭夢憲・峨山グループ前会長の死去の際にも、彼らの南北共同事業の功労を称え、速やかにその消息を報道し、遺族に弔電を送り、弔意を表わした。
北朝鮮は金正日委員長の名義で弔電を送り、弔問団の派遣を可能にすることで、韓国の世論の動向を見守っている。
韓国の盧武鉉前大統領は贈収賄疑惑による検察の捜査を嫌い、23日に自宅付近の烽火山の崖から飛び降り、午前9時30分頃に逝去した。


赵紫阳《改革历程》 40分钟沽清160本
趙紫陽『改革歴程』、40分で160冊完売


苹果动新闻2009.5.29 05:47pm
http://www.appleactionews.com/site/art_main.cfm?iss_id=20090529&sec_id=

趙紫陽の新刊『改革歴程』が本日発売され、支連会で正午に中国図書コーナーに趙紫陽の書が積まれ、40分で160冊が売れた。購読者は主にホワイトカラーで、幾人かの高齢者の姿もあった。

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