2011年2月7日月曜日

Woody and Warren: Woodrow Wilson "Woody" Guthrie and Warren Michio Tsuneishi

Woodrow Wilson "Woody" Guthrie (1912-1967)


昨日は、ブリガムヤング大学の「Journal of East Asian Libraries」誌のゲイル・キング編集長と、「日本占領欧文文献目録」(日本図書センター、1990)の著者フランク・ジョセフ・シュルマンから驚くべきニュースを受け取った。

Warren Michio Tsuneishi (1921-2011)の訃報である。享年は79歳。

ウォーレン・ミチオ・ツネイシは、 日本でほとんど知られていない日系アメリカ人だ。

1939年から1946年まで第2次世界大戦に関わった。

具体的には、太平洋戦線における陸軍第24師団第306司令部付情報派遣兵 Intelligence Detachmentであった。

【ウォーレンの軍歴】
Camp Savage, Minnesota (8/1943-2/1944); 
Camp Blanding, Florida (3/1944-4/1944); 
Fort Snelling, Minnesota (5/1944); 
Fort Lewis, Washington; Schofields Barracks (5/1944-8/1944); 
Leyte Island (Philippines-10/1944-3/1945); 
Okinawa Island (Ryukyu Islands-4/1945-8/1945); 
Korea (9/1945-1/1946)

さらに注目すべきなのは、ウォーレンが復員後、1948年に修士号を、1950年に図書館学修士号をコロンビア大学で取得し、1960年に博士号(政治学)をイェール大学から授与されたことである。
学位論文は、"The Japanese Emperor: A Study in Constitutional and Political Change"(「日本の天皇:憲法と政治における変容の研究」)であった。

ウォーレンは、1960年代前半をイェール大学図書館東方ライブラリの司書として送り、1966年から1993年の定年退職まで米国議会図書館のアジア部長を務めた。この間、ウォーレンは図書館の専門司書としてだけではなく、日米関係の高度な情報部門における対日戦争期の軍事情報専門家としても貢献した。

またウォーレンは、アジア研究協会、同協会東アジアライブラリ会議、図書館研究協会、全米図書館協会、国際東洋ライブラリ協会、米国議会図書館アジア部友の会、日系アメリカ市民連盟、日系アメリカ人退役軍人協会の会員として活動した。

ウォーレンの戦争期のドキュメントは、米国議会図書館アメリカ庶民センター退役軍人歴史プロジェクトで公開されている。

なお、米国議会図書館アメリカ庶民センターは、そのホームページにアメリカを代表するフォーク歌手・作詞家・作曲家のウディ・ガスリーWoodrow Wilson "Woody" Guthrie(1912-1967)をあげていることにも驚嘆した。

近年、ウディ・ガスリーはアメリカで再評価され、とくにムスリム圏など異文化における人権問題の深い理解など、彼の歌声はいまだに新鮮であり、YouTubeなどで視聴できるのもうれしい。

ウディは1912年7月14日生まれ。今年の7月14日(木)の満月前日が生誕100年である。
おりしも当日は、フランス建国記念日(パリ祭)で、フランス革命から223年目でもある。

ウッディやウォーレンが、もし現在の中国社会を訪問したのなら、どのような感想を述べるであろうか。空想の翼は広がる。

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